2010年12月13日月曜日

ちょっとイイなと感じるお客さん その3

店員Cさん: 複数の注文の品をテーブルに出す時に、後から運んできた料理やドリンクの置き場所がないことがよくあります。
皆さん話しに夢中になっていて料理どころじゃないのかも知れませんね。運んできた料理に気付いてくれる人も居ますが、「新しいの何か来たよ・・・」とか「それ、そこに置いといて・・・」とか、口は動かしますが、身体が動かない。
そんな時に、置き場所のスペースをさりげなく作ってくれる人がいます。決して新人さんじゃないんですよ。それなのに料理の皿の間隔を詰めてくれたり、残り少ない料理を他の皿に移してくれたり、他の人の取り皿に別けてくれたりして、食べ終わったお皿を空けてくれます。 
こんな人は、職場でもきっと周囲の状況を把握して気が利くんだろうな・・・って思いますね。口だけじゃなくて自分から動くっていうところが、仕事が出来そうですね。きっと担当するお客さんや職場メンバーからも信頼されてるように感じます。
新人さんもこんな先輩を見習ったらイイのに。 気が付けば誰でも出来そうなことなのに出来ないのか・・・やらないのか・・・。 

教訓: さりげない行動は、基本が身に付いているからこそ発揮できるもの。そんな基本行動は、やがて適性となる。 
常に状況を観て、相手が何をしたいのか、他のメンバーがどうしようとしているのかを察知することが必要ですね。洞察力っていうのかな。 こうした気が利くことは適性のようにも見られがちだが、もともとは基本行動として身に付けた能力として発揮出きるもの。 能力とは意識して(いつでも、どこでも、誰が相手でも)発揮できる行動です。そうした行動が、あまり意識することもなく、ありげなく自然体のように継続して再現出来ることが適性です。
そうした適性は、その行動を自分が嫌いじゃないから身に付けることが出来たのでしょう。だから、好きになることが能力開発には不可欠だし、好きなことだから適性となっていくのでしょう。 
お店のお客さんになると、主従関係を勝手に作ってしまう人がいますが、お客さんであっても決して主人ではないんじゃないかな。自分たちは、居心地のイイ場所と美味しい料理や飲み物を提供してもらい、そして楽しい会話の時間を過ごすことが目的であって、そのためにお店の人たちが協力者になってくれているんです。お金を出すから偉いんだなんて、勘違いしてる人・・・結構いるなぁ・・・。 
お店で偉ぶってカッコイイと思ってる人。お金を出してるからって勘違いしてる。カッコ悪いです。 出来ないことはCannotだからこれから学べばイイ。でも、出来るのにやらないのはDonotです。無責任だし、やれることをやり続けないと適性にはなっていかないですね。 


 

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